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黒木知宏投手 現役引退 [2007マリーンズ]

って何をいまさらですが。確か今夜はファンの集いやってるんですよね。

オリオンズからマリーンズに変わっても、相変わらず観客動員100万人が夢で、胴上げ男泣きも夢のまた夢。
毎年5月の連休にはシーズンの行く末が見えていて、ぬるま湯な雰囲気がただよっていたそんな時代。

お金なのか、球団の体質に嫌気がさしたのか、チームの軸になる選手が出てきた!と思うと、どこかに去ってしまう。そんな寂しい時代に、マリーンズに現れたのがジョニーでした。

諦めない、気合充分な投球と発言に、当時のマリーンズファンは心酔したもんです。
私的には、今よりずっとマリーンズに関する情報が少ない時代でしたから、どこか球団を見切っているような言動が垣間見れた(ような気がしただけで、本当は熱くマリーンズの事を考えていてくれた・・・なんてことは後になって知ったんですが)小宮山投手よりも単純にジョニー派でした。いや、インタビューとか聞いていると、絶対この人はマリーンズを見捨てたりしないだろうなって気になったもんですから。

まあ、この頃は、極論すると黒木の投球と小坂の守備(とハツさんのネタ)くらいしか、このチームのファンでいることを、他のたとえば巨人ファンのオッサンとかに説明できる理由がなかったんですよね。

そんなこんなで、文字通りチームの大黒柱として奮闘していたジョニー。野球人生の後半はケガとの闘いでした。

「そろそろ復活か?」の報にワクワクし、「まだダメみたいだ」の報に肩を落とす。
そんな時でも、時折ニュースに流れるリハビリのニュース。そのたびに、何だか神格化というか、諦めたり挫けたりすることが許されない存在になってゆく。

時は流れて、気がつくとマリーンズは強くなっていて、新しいファンが増えていました。

となると、昔からのファンにとってのジョニーと、新しいファンにとってのジョニーとは、微妙な温度差があったのではないかと。

2005年、マリンスタジアムにジョニーが帰ってきました。

気合の投球でした。
が、かつては多少無理をしても「ここ一番」な試合にはジョニーだったんですが、この頃は中一週間のローテーションをしっかり守れるだけの磐石な投手陣の中で、「ローテーション的に辛いからここにジョニーがくるかもしれない」てな予想をせざるを得ない。という状況でした。

このころから、「復活してほしいけど、無理はしないでほしい」てな感覚を覚えるようになりました。
もちろん、トレードとか引退なんかは考えたくもなかったですが、でも変な客寄せ役とかにはなって欲しくなかったというか。

2006~2007年のシーズンは、ほぼ2軍での生活でした。

2007年、幾度となく中1週間のローテーションが崩れそうになったのですが、そのときに先発したのはルーキーの大嶺投手であったり、緊急トレードで獲得した吉井さんでした。

そしてマリーンズから自由契約が通告されました。

他球団からのオファーの報道もありましたが、いずれも現役投手としてよりは「若手への教材」的な報道でした。

「現役にこだわる」発言をしながら、トライアウトを受けなかったことに対して、ネット等でいろいろ書かれていたこともありました。

もちろん部外者な私が何を言っても憶測なんですけど、
ジョニーは「自分から辞めると言うことが許されなく」なってしまっていたのではないでしょうか。

この選手の全盛期を生で何度も見ることができた幸せに感謝したいと思います。


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